Sunday, June 2, 2013

かわいい駐車場


私好みの影が一面

いけてんじゃん

夏がすぐそこだ

6

のんびりとした朝。ゆっくりとコーヒーを飲む。

やらなきゃいけないことと、やりたいこと。全部忘れて今は目の前のコーヒーを飲む。



【生きる】ということは、やっぱり色々あるもんだ。

いつか読んだ本に「生まれた瞬間から、死に向かっている。」というようなことが書いてあったんだ。
そんなこと言われたって、【死】に向かって生きている自覚なんて何にもないし、考えても遠い遠い話なような気がして。でも、やっぱり命あるものはいつかは死ぬもんで、そうやって繰り返されている世の中なんだなぁ〜と思う。
不謹慎かもしれないけど、素敵な死に様というのはやっぱりあるんだなって思ったんだ。

大切な人たちを大切にしながら死ぬ。

きっと死ぬのは怖くない。何回も体験できないからわからないけど、その時の覚悟ができて死ぬのと、未練を残しながら死ぬのでは、違うような気がする。
でもそれは、残されて生きているものの覚悟・・・でもあるような気がする。
覚悟・・・というか、受け止め方・・・というのか・・・。


「隣の畑のおじちゃんはさ、息子さんが通勤途中でバイク事故で亡くなったんだって。でも、こうやっていつも畑いじって・・・」
都会の雑踏が嘘の様な景色に囲まれた畑で、もくもくと畑を耕して生きている人がいる。切ない想いを胸に抱いて。




「時々故人を想い出してもらえればうれしいです。」

という言葉が染みた後に、絵はがきが2枚入っていたことに気がつく。
お父様の描いた絵のはがき。しかも切手が貼ってあって。

一枚は自分に。

一枚は大切な人に。




これから雨の続く日々。植物たちは生き生きと。