カメラはフィルム。あとは目に焼き付けて、心にインプット。見たい時にすぐに見れない、そんなアナログな感じが好き。
五感を研ぎ澄まし、感情をフルに活用して、旅に出る。その感じが好き。
10月12日
成田空港からモスクワを経て、Norwayの首都Osloへ。
夜の到着。暗闇の中、ぽつぽつと見える明かりに心躍る。
郊外のユースホステルだったので辺りは暗く、きんと冷えた空気ときれいな星に感動。
10月13日
早起きして、街を歩き回ることに決める。
霜がおりていて、とにかく寒い。つんとした乾いた空気が肌に痛い。紅葉がきれい。郊外のほとんどの住宅には、芝生の庭にりんごの木や落葉樹、そしてトランポリンや砂場といった子どもの遊び道具があった。とにかく落葉樹が多くて、黄色や赤やオレンジの葉っぱが太陽の光を通してきれい。
夜はくりぉのダンスを見に行く。初めてのコンテンポラリー。Norwayで日本のグループのダンスを観れたのはおもしろい。外国人はあの表現をどう感じていたのだろう・・・。海外グループのダンスも観ておけば良かったな。
言葉のない世界で、体全部・・・ほんと、足の指の先っぽから頭のてっぺんまで使って表現している動きが美しかった。
ありがとう、くりりん。
歩き疲れた。そして、靴が切れた。
10月14日
公園で遊ぶ幼稚園児がたくさん。緑の芝生に黄色い葉っぱ。青い空。あの風景を見て育つ子どもの感覚はどう違うかな・・・。
ムンク美術館ではなぜか気持ち悪くなってしまって、鳥肌もぼつぼつしてきたので、さぁ〜っと回って帰る。大爆睡。
10月15日
ユースホステルで朝ご飯が食べれることに気づく☆はちみつのおいしぃ〜こと!!
北に歩き、湖を見に行く。静かな湖でした。
夕方は街を見下ろせる公園で読書。ベビーカーを押しているママグループと、ベビーカーを押して散歩する夫婦の多いこと。5時に散歩しているということは、仕事はきっちりあがって夕食前の散歩・・・だと予測しました。それか育休中。とにかく、子育てにゆとりを感じた。それに、街行く人々もせかせかしていない。唯一のせかせかは、バスやトラム(路面電車のようなもの)に乗ろうと走る老若男女。運転手は、待ってあげられるゆとりがある。
何というか・・・街全体にゆとりがあって、物価は高いんだけど、住みやすそうな感じがした。後で友だちから聞いたこと・・・Osloが、住みやすい国No.1だそうな。実際、Norwayの人々もOsloに集中しているそうで。
10月16日
ユースホステルは4人部屋。
70過ぎくらいのおばぁちゃんは、そこが住処の模様。ロシア・・・の若い女の子は、朝早くから電話でけんか。そしてふて寝。真夜中に帰って来て、朝早くに帰ったうるさいおばちゃん。荷造りがめっちゃ汚いおばちゃん。
色んな人が、そこで同じ時を一瞬共にして、それぞれの場所へ旅立つ。おもしろかったな。
国立美術館で魅かれた、海に映る月の風景画。素敵だったな。
次はScotlandはEdinburghへ。
私の帰る場所
私の帰りたい場所
は、どこだろう・・・と探していたら
飛行機に乗っていた
離れて出会うもの
離れて気づくもの
「ただいま」
「おかえり」
と、言えることは幸せなのだと