歩いたら落ち着いた。
寒くて出不精になっている日々。
お陽様が出ない日は、本当に憂鬱になる。
この凍てつく日々はどこまで続くのか・・・。
どこまで凍っていて蛇口からお湯は出てこないのか。
私はどうすればいいのか。
考えても出てこない答えに、無力さを感じる。
自然にはかなわないんだと、改めてまた感じる。
毎日どこかが凍っていて、出ない・流れない・使えない。
それでも暮らせるから、おもしろい。
必要な物はそんなに多くないもんだな。
どんと焼きを見に、久しぶりに外を歩く。
きれいな景色に気がつく。
人ではない、犬でもない足跡に、わくわくする。
寒いなぁ・・・と思っていると、おぃちゃんとすれ違って、声を
掛け合ってあったかくなる。
また、同じおぃちゃんとすれ違って、笑って、あったかくなる。
そして、どんと焼きを見ていたら、さっきのおぃちゃんが来る。
あっち行ってお神酒もらうべよ。
でもって火にあたりゃ〜、風邪もひかねぇし、あったけぇだ。
老若男女が集い、火を囲む。
はるか大昔から、こうやって寒さをしのいできたんだろうなぁと。
様々な話が繰り広げられ、その周りを子どもが走る。
いい風景だなぁと改めて感じた。
月が出てきて、陽が暮れる中でのどんと焼き。
来年は2人で。
その次は3人で。
繋げていきたいなぁと思う。