いつもの様に朝のバイトへ。
きんとした空気の中一瞬きらりん☆久しぶりの流れ星。
そして、その後たぬきの横断。
でも・・・
今、外来種のたぬき&りすが増え、被害が増えているということで、町役場は動いている。
そしてそして、FukuFuに誘われて、アルピニスト・野口健さんの講演会へ。
私は登山家だということ以外、健さんの今までや活動内容を知らず、知識ゼロの中いざ。小走りで出て来た健さんは、顔が濃いのは知っていたが、意外と小柄でびっくり。「足が太い」と本人が言っていたが、確実に私の方が太い。
さて、健さんをざっっくりと・・・
日本人の父親とエジプト人の母親の間に生まれた健さん37歳。高校の時に喧嘩をして停学処分を受ける。その時に本屋で出会った、《植村直己》さんに魅かれ、山の世界へと足を踏み入れる。16歳でモンブラン登頂。99年エベレスト(ネパール側)の登頂に成功し、「7大陸最高峰世界最年少登頂記録」を25歳で樹立。その後、エベレストや富士山の清掃登山を開始。清掃活動に加え、地球温暖化による氷河の融解防止に向けた活動や、日本兵の遺骨調査活動に力を入れている。
と、まぁ簡単に書くとこんな感じ。
清掃活動、いわゆるごみ拾いを始めたことで、「ごみの野口健」のイメージが強く、いかなる時も、至る所で「あ!!ごみの!!」と言われてしまうことに対しての心境やエピソードをおもしろおかしく話していた。
こっこもライブの合間にトークの時に、「あ!!ごみの!!と言われることが多いけど、ごみ拾い【だけ】がしたいわけじゃない。」と言っていたことを思い出した。
ごみを通じて見えてくる、環境とか社会とかそういうものをみて、健さんやこっこは活動しているんだろうと。何か私が書くと簡単に、そしてちょっぴりずれてしまうかもしれないけど、そういう深さがあるんだと。
「人は見てしまう・知ってしまうと、背負ってしまう。」と何度となく言っていた健さんは、世界規模・地球規模で見据えて、今、自分にできることを・・・とこつこつと活動している。
ぶつかたり、立ち止まったりしながらも前へ前へ・・・上へ上へと進み続けている健さんの明るさは、自然の厳しさや、生と死を知っている人のだからこそだなぁ〜としみじみ感じた。
本物だと。
有名になれば、周りの目や批評や様々なことを、自分の意としていないところで言われたり書かれたりするのだろうけど、誰に対してもオープンマインドで、かといって偉ぶるでもなく、自分の失敗やマイナス面も笑って明るく話す健さんは、素敵な人だった。
そんな素敵な人の人生の一部で出会えて、知ることができたことは、とても幸せだった。そしてやはり、そんな素敵な人の手は、やわらかくあたたかく、大きかった。
きっと、いつまでもチャレンジすることをやめず、登り続けるのだろう。
ありがとう健さん。
そして、出会わせてくれてありがとうFuku-chan。
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