松浦弥太郎『少年と樹の物語』
少年は夢と悩みを思うとき、秘密の場所がありました。
それは、村の奥にある森の中でした。
森の中には背が高く、太く、実をたわわにする樹が一本ありました。
小年は不思議なことに、いつもその樹の下で、夢と悩みを思うのでした。
細野晴臣 『木を見て森を見ず』
今までも悲鳴をあげるような木の伐採を見てきたが、他の何よりも心に傷を残す出来事だった。
悲鳴をあげるのは切られる木だけではない。
その周辺の木々も傷つくのを、ぼくは知っている。
大貫妙子 『名のない大樹』
ただ、わかっているのは、土に根付いてから今までに、一日たりと同じ日はなかったということです。
それは、素晴らしい知恵という宝物を与えてくれました。
いしいしんじ『家の中の木』
木は、土地を離れ、細かく切り刻まれたとしても、木であることをやめない。
逆にまんべんなくちらばって、僕たちが生きているこの世界を、柱や横木のように柔軟に支える。
昔のメモが出てきたので、朝の3分読書風にでもと。
おばぁちゃん級に目が覚める今日この頃。
縁側が欲しい。
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